学科概要
知・雄・美の新しいデザインテクノロジーを創出するメカニカルエンジニアリング
機械工学はあらゆる工学の根幹をなしており、非常に幅の広い学問です。元来、工学は実際の産業や生活に直接結びついている学問ですが、機械工学は特に物を作るということに密接に結びついた学問です。
機械工学科では熱および流体エネルギーの有効利用と低公害化を図る機械エネルギー工学、また各種材料の強度評価、加工及び設計を行なう設計生産工学などの機械工学本来の分野に加え、機械システムの高機能化とインテリジェント化を図るため、メカトロニクス・情報工学・システム工学および医用工学など、機械工学周辺の分野を取り込んだ新しい機械工学の分野について教育と研究を行ないます。
また、急速に発展成長しつつある科学技術に対処できるよう、解析力(analysis)のみならず創成力(synthesis)を養い、既存の機械工学の枠にとらわれない新しいmachineを創り出す柔軟性と創造性に富む人材を育成します。
機械工学科卒業後の高度職業人養成課程としては、大学院創成科学研究科(理工学研究科の改組により2016.04.01設置)に機械工学系専攻があります。機械工学系専攻には,航空宇宙エネルギー・メカノシステムデザイン・応用医工学の3コースが設けられており,個々の学生の興味に応じ最先端の研究課題に取り組む中でエンジニアとしての能力向上を図ることが可能です。これらの大学院との連携により、卒業研究の充実を図るとともに、進路選択の幅を広げています。
教育コース紹介
航空宇宙/生体・ロボット
広く社会から必要とされる機械工学技術者・研究者になりたいという皆さんの要望から、専門科目履修の指針を与えることを目的として、二つの教育コースを設定しています。
特色ある講義科目
コア科目と創成科目での少人数教育
1年生からコース別少人数クラスで学ぶことで機械工学の基礎力を修得し、実社会における機械の設計と制御、高度な研究開発などの応用への展開が可能となります。