男女共同参画社会がうたわれてから、すでに15年が経ちます。
従来、機械工学の分野は男性だけの世界のように思われていた方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、機械工学の世界は近年ますます複雑化の一途を辿り、社会全体は複合化を繰り返しています。そんな社会の中で十分に適応出来る能力に男女差などない、と当校の学生と触れ合う中で、社会に出て活躍する女性達を見る中で強く感じており、また、「モノづくり」が機械エンジニアの使命と考えるなら、この社会の構成員の半分である女性の機械工学への進出は必然である、と考えます。
来たれ、機械工学へ!モノづくりを、社会にやさしいそのしくみを、柔軟性のある発想で新たな規範のエンジニアを一緒に目指しましょう!
機械工学科 学科長と、当校を卒業して社会で活躍している先輩から、
受験生への応援メッセージを語ってくれました。
当校での学校生活を有意義に過ごして欲しい…。そんな想いを込めてお届けします。
令和3年3月に本学を卒業し、4月よりJR東海に入社しました。入社後は、東海道新幹線の交番検査車両所に所属し、在姿状態(車両が走行できる状態)での検査に携わっております。日々の業務の中で、機械工学の知識と、周囲と協力し物事を成し遂げる力はとても大切だと感じています。そして、これらは4年間の大学生活を通して得ることができました。入学当初は、難しい講義や慣れない1人暮らしで大変なこともありましたが、親身な先生方や先輩および友人がいる恵まれた環境のおかげで乗り越えることができました。また、研究室に配属されてからは、論理的に考えることや問題の本質を見抜くことの重要性を学び、いずれも社会人に欠かせない考えを身につけることができました。これらのことから、機械工学の知識をはじめとしたエンジニアに必要な基礎を固めることができたと考えています。今後も大学生活での経験を財産に、日本の大動脈の安全安定輸送に貢献できるよう精進してまいります。