めざせ!機械系女子

近年、機械工学の分野では、女性の活躍出来るフィールドが広がってきており、
私たちが普段よく目にする商品も、女性ならではアイデアが基となり開発されたものが多くあります。
今、注目されている「機械系女子」について、そして機械工学を学ぶメリットをご紹介します!

今、女性のアイデアがこんなところで活かされています!

自動車・家電製品・重機設計

おばあちゃんの知恵に学んだ商品開発、主婦の発明がヒット商品を生んだ、といった話題は以前から時折耳にされるでしょう。
女性の立場から考え出したアイデアや家族団らんを保つための主婦の長年の知恵は社会に活かされていました。
掃除洗濯や食品などには女性のアイデアによる工夫が多く見られます。

最近、女性の活躍の場は自動車重機の設計ハイテク家電製品の開発会社のマネージメントなど、その幅を急激に広げています。
自動車の中にはカワイイと言われるデザインが増え、カラフルなカラーリングが施されるようになりました。
運転席に買い物袋をかけるフックを設けたのは女性のアイデアです。ある自動車メーカーが販売店舗の運営を女性社員に任せたところ、販売数が飛躍的に伸びたという話題もありました。女性社員によるチームが手掛けた家電製品の開発が行われ、美容器具ではヒット商品が生まれています。ウエブサイトとサービスを含めたビジネスモデルの展開や企業経営にも女性の活躍を見るようになりました。

なぜ、女性のアイデアが注目されているの?

掃除洗濯機器や美容器具において女性が有利なのは当然のことと言えます。
それ以外の幅広い分野で女性の活躍の場が広がっている理由の一つは、使う人の立場に立ったきめ細かな発想ができる部分ではないでしょうか。

かつて、自動車は強くて速くてカッコイイ、といった男性目線が中心になり、作る側の価値観に大きく支配されてきました。
しかし、今やエコの時代、高出力のエンジンやカーブを曲がる速さは重要視されなくなりました。移動手段としての自動車、快適で使い易い、それが中心です。

日本のGDPを構成する主な産業が製造業からサービス業になったのは10年ほど前です。
産業構造の変化により、動けばよいから便利で使い易く、ユーザーの声をフィードバックさせることが求められています。女性目線は使う人の立場を適切に把握し、男性目線には無かったアイデアを提案し、その実現に粘り強く取り組む姿勢がこの時代にマッチしています。
製品開発からビジネスモデルの提案まで、幅広い分野で女性のアイデアが新しい時代を照らしています。

山口大学 機械工学科に進学するメリット

講義風景

講義風景

山口大学の機械工学科では機械工学の基本である4力学の修得とものづくりを通したデザインと演習に力を入れています。
4力学とは通称4力と呼ばれ、熱力学・流体力学・材料力学・機械力学です。テニスや剣道の素振りのようなもので、これらが基本となり機械の設計が可能になります。
山口大学では講義と演習を50人程度の少人数で教育することにより、卒業生全員がこの基本をマスターできるようにカリキュラムを用意しています。
グライダーやロボットを対象とするものづくりは、設計製作力および創造力の育成に加えチームワーク力を伸ばすことを目的に開講されています。講義で習ったことを実践に活用してこそ理解が深まります。
男子女子、様々な出身、留学生、そんな色んな学生からなるチームで力を合わせて創造したものを目の前に実現していく、それによりコミュニケーション力マネージメント力が養われます。

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